今日はヒダスキという色合いについてお話しさせていただきます☆
ヒダスキとは備前焼の焼き色の一つで、漢字にすると「緋襷」と書きます。見てお分かりの通り、上に載せました写真の様に、赤い「たすき」が掛かった景色のことを指します。
でも左と右、色合いが微妙に違うのに気づきましたか?
実は、左が電気窯、右が穴窯で焼いたものなんです。穴窯でないと右の様な色合いは出ないんですね〜。
一般的というか、おそらく多くの人が見慣れているのが左の鮮やかなオレンジに近い色合いの物だと思います。
ヒダスキは、焼成の精密な制御が可能で燃料費や手間などが比較的かからない電気窯でも出せる色なので、「サンギリ」の様な他の色合いと比べると、少々値段が手頃です。
しかしながら、電気窯と違い、穴窯でないと出ない右の様な色合いの商品は、値段が少し高くなるというわけです。計算しきれない偶然から生まれる魅力を感じますよね♪
こういった違いを頭に入れておくと、備前焼の楽しみ方も変わってくるのではないでしょうか?☆
それでは、また次回をお楽しみに〜♪