今日はちょっと違ったお話を。
先日、子供が通っている幼稚園にて卒園記念を兼ねた土ひねりを開催してきました。
息子が通っているこの幼稚園は、#森のようちえん と呼ばれるスタイルで全国各地に存在しています。
こちらの園は県外からの移住者も多い備前市久々井という穏やかな海と山の両方の良いとこどりの自然豊かな場所にあり、電気も水道も、更にはいわゆる皆さんの想像するような校舎もないという、とても恵まれた(?)認可外保育園になります。
文字に起こしてみて改めて思いますが、電気も水道も無いってすごいですよね。
でもなんとかなるもんなんですね。厳しい夏の暑さも、冬の寒さも。
ちなみに現在の校舎はビニールハウスです。
川で遊び、山の果物を頬張り、冬は焚き火、竹を切り出しておもちゃの刀を作る。
夏はマダニに噛まれました。
息子はキン◯マと肛門に噛みつかれました。
間違いなく武勇伝的エピソードとして彼の誇りとなることでしょう。
我が子ながら、よくこんな環境で3年過ごしたと褒めてやりたい。自分は鬼だなと少し申し訳なくもあります。
一般的な保育園ではタブーとされるような怪我も喧嘩も、積極的にさせる、自分がした事で相手がどんな顔をし、何故泣いているのか、何が問題なのか、解決策はあるのか、きちんと向き合う、本人の気持ちを尊重し、納得いくまで考えさせる。
避けては通れない世の中の理不尽にどう向き合い、乗り越えていくのか。
これから世に出ていく人間の揺るぎない確かな根っこを育てたい。
そんな先生とスタッフの丁寧な見守りがあってこそ実現する幼稚園です。
頑張ってきた子供たちに少しでも喜んでもらえるよう、作品がキズなく仕上がるように、微調整して窯焚きに備えました。
焼き上がって手渡しするのが今から楽しみでなりません。