今日は現在開催中の「小西陶藏 新作展」の模様をご報告いたします☆
年明けに戴いた受賞のこともあって、会場入り口は関係者の方々から戴いた花でいっぱいに!
個展初日はメディアも来て作家がインタビューを受けておりました。山陽新聞テレビ欄のページの端に記事が出ていたのをご覧になった方もいらっしゃると思います。
なんといっても今回の目玉は、「流」、「跡」と題されたこちらの作品たち↓
*上から/陶鉢「流」、扁壷「流」
陶鉢(板状の物)は水を張って花を生けると、まるで枯山水の様な風情が楽しめます。
備前の魅力を語る上で花器は外せません。
個展中も作家の妻が作品に花を生け、その魅力を引き出します。
作品単体では個性が強そうに見えても、いざ生けてみるとすんなりと草花を受け入れ一体になる優しさがあります。これぞ備前の土味の魅力ですね♪
また、壁には作家本人が書いた「書」も飾られています。
お客様の中には、作品よりも書が欲しいと言われる方がいたりして、陶芸家としては少し複雑なようですが。。。
販売はしておりません。あくまでもディスプレイの一つとしてお考えいただければ幸いです(笑)
ここに書かれている文は、白居易の詩「寄殷協律」の一句「雪月花時最憶君(雪月花の時 最も君を憶ふ)」
特に日本では格別に愛好される言葉で、「四季折々、それぞれの景色の美しい時、遠くにいるあなたを思う」というもの。
この「雪月花」が後に景物をめでる風流な態度そのものを示す語句となり、宝塚の雪組・月組・花組もここから来ているそうです。
備前焼から宝塚まで、えらく話が脱線してしまいましたが、、、
なにはともあれ、
小西陶藏 新作展は、天満屋岡山展にて31日まで開催しております!
寒さ厳しくなって参りましたが、お近くの方は是非ご来場ください☆