受賞報告 》》》》》
新年早々に嬉しいニュースが入りましたので、ご報告させて頂きます!
この度、当窯元の監督者でもあります、備前焼作家 小西陶藏が、『山陽新聞 文化功労賞』を受賞いたしました!☆
これも偏に皆様の支えがあればこそ。日々精進してまいりますので、今後とも小西陶藏を宜しくお願いいたします。
以下、山陽新聞の記事より抜粋してご紹介いたします。
=========================================================================================
山陽新聞賞、奨励賞
第70回山陽新聞賞の受賞者が決まった。山陽新聞社が岡山、広島両県内で文化、社会、学術、産業、国際などの各分野で地域社会に貢献した個人、団体に毎年贈っている。今年は文化功労4人、社会、学術、産業、国際功労各1人と、山陽新聞賞の文化部門2団体、教育部門1団体の計8人、3団体。
壷をギザギザと巡る線と面が、触れるのをためらうほど鋭い。備前焼の温和なイメージを一変させる硬質な形は、器面を彫刻のように彫り込んで作る。
「伝統とは、いにしえに今を重ねていく創造である」を信条に、40年の陶歴を通して備前焼の現代性を追求してきた。
大学卒業後に祖父の名工・小西陶古が開いた窯元を継承。日本伝統工芸展で初出品から4回連続入選を果たし日本工芸会正会員になるなど、すぐに頭角を現した。「人に聞くのが苦手だから、全部我流で」と笑うが、積み重ねた努力と工夫は人一倍だった。
基本技術は窯元の職人の仕事を見て覚え、美術や自然にアイデアを求めた。ルオーの油彩画の深く澄んだ色彩や平櫛田中の木彫にみなぎる力感、砂漠に描かれた風紋…。美への感動が、斬新な表現の源泉となった。
それでも、心には常に「ごまかしを許さず、作り手の人間性まで映し出す」と語る土への畏敬がある。「技だけでなく、自分を磨かないと土は応えてくれない。まだまだこれからです」と照れくさそうに頭をかいた。
(大石哲也)
山陽新聞 1月3日
=========================================================================================
個展のご案内 》》》》》
今回受賞を頂きました小西陶藏の個展のご案内です。

期間:1月25日(水)〜31日(火)
場所:天満屋岡山店 5階 美術画廊
今回は土を変えたこともあり、今までとは違った表情の新作が多数並びます。
小西陶藏の作家としての新境地が垣間見れる展示に仕上がっていますので、皆様お誘い合わせの上、是非ご来場ください☆
会場について詳細は、天満屋のホームページにてご確認ください。
http://www.tenmaya.co.jp/okayama/art.html
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
《陶歴》
昭和22年 2代目陶古の長男(初代陶古の孫)として生まれる
昭和45年 大学在校時より益子焼窯元に出向き陶芸修行に励み、卒業後帰郷して母に師事
昭和46年 第18回日本伝統工芸展に初出品し、初入選
昭和49年 日本工芸会正会員となる
昭和50年 第3回中日国際陶芸展に入選
_____日本工芸会東中国支部奨励賞を受賞
_____山陽新聞社賞を受賞(県展委嘱)
昭和51年 第4回中日国際陶芸展に於て、文部大臣賞を受賞
昭和63年 金重陶陽賞受賞
平成 9年 フランス国立陶磁器美術館での『備前焼千年の伝統美展』に選抜される
平成15年 岡山県文化奨励賞を受賞