今日の花は、フラメンコでも踊っているように見えるスペイン系な風貌が人目を引く「雪餅草/ユキモチソウ」です☆
お餅の様な中心の丸い突起が特徴的なm日本版レッドデータカテゴリーの絶滅危惧Ⅱ類に分類される花です。
なぜ、何のために、このようなユニークな形になったのか。自然界が作り出す造形は本当に不思議ですよね。
学名:Arisaema sikokianum(sikokianum : 四国産の)
科属:サトイモ科テンナンショウ属の多年草
原産:日本
花言葉:苦難の中での力
花の部分を「肉穂花序(にくすいかじょ)、仏炎苞」、真ん中に突起したものを「付属体」と呼びます。
この花は、「テンナンショウ類」に属し、日本にも同じ仲間の植物が25種類ほど自生していて、「ウラシマソウ」「ムサシアブミ」などが「ユキモチソウ」と並んで人気があります。
ナンテンショウ類は、温暖な地方に約150種類が自生している植物で、地下部に球根を持ちます。
この種の一番の特長は、ちょっとグロテスクでユニークな花の形!
恐らく皆さんも薄々気になっているであろうキャッチーな名前の「ウラシマソウ」を試しに検索してみてください。
ご想像の通り「浦島太郎」から付いた名前です。
残念ながら当店には持ち合わせが無いので、美大出身の画力をもって説明しますとこんな感じです。
(なんですか、期待はずれと言わんばかりのその目は)
なが〜く伸びた付属体が、まるで浦島太郎が釣りをしているようだ、ということで。
近隣の植物は迷惑していないのでしょうかね。
いかにテンナンショウ類の中でユキモチソウが可愛い方かがお分かり頂けたら幸いです。
おっと!こんな所にカエルが!
以前にもご紹介した白蛇、白カエルシリーズの新作が出来上がりました!
(過去の投稿はこちら)
前回のお玉型とはまたちがった形になっています。長さは短めで桶の様に生ける部分が広いので、使いやすいかもしれません。
伸びた後ろ足がなんとも愛らしい仕上がりです。
あ、そうそう、このテンナンショウ類は、厚生労働省のホームページでも紹介されている毒を持つ植物です。
参考までに載せておきます↓
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/poison/higher_det_12.html
まぁ、食べても死にはしないようですが、後悔することになると思うので気をつけてください。
誤って食べてしまうなら未だしも、そもそも希少植物ですので、くれぐれも採取するのはやめていただきたいものです。
ではでは〜☆