ああ!ついに4月になりました!
新学期、新社会人、新たな職場、とまぁ、なにかと環境が変わって、新たな気持ちでがんばるぞ!という方も多い季節です。え?昨日と変わらない日が続くから私には関係ない?そんなことを言わずにぃ、今日は皆さんもよくご存知の水仙です。
「うちも庭に沢山増えてねぇ〜、もぅどうしようかと思ってるのよ。」というおばさんの会話を聞くことが多いのもこの花です。
清楚な佇まいと香りが、華道・茶道といった日本の美意識とマッチし、重用されています。
ちなみに、イギリスの国花で、福井県の県花でもあります。
科属:ヒガンバナ科スイセン属
学名:Narcissus tazetta var. chinensis
別名:雪中花(せっちゅうか)、雪の中でも春の訪れを告げることから。
原産地:地中海沿岸原産。平安末期に中国から渡来。
花期:12月〜4月
花色:白、黄
名前の由来は、漢名の「水仙」を音読みして「すいせん」に。
その漢名は「仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙」という中国の古典に由来しています。
きれいな花の姿と芳香がまるで「仙人」のようなところから命名されたそうです。
ここで思うのは、仙人ってそんな良い香りがするのか!?ということですが、実際に嗅いだことのある人はおそらくいないでしょうね。
「日本水仙」「房咲き水仙」などの早咲き系は12月から2月頃に開花。
もっともポピュラーなのは「日本水仙」で中央の副花冠が黄色く、今回写真に載せてあるものは副花冠が白い「房咲き水仙」です。
3月中旬頃から咲き出すものは花がひとまわり大きいものが多いです。
「ラッパ水仙」や「口紅水仙」などの遅咲き系は、3月から4月頃に開花。
花言葉はたくさんありますよ〜↓
「思い出、記念」(房咲水仙)
「持って生まれた素質」(ラッパ水仙)
「詩人の心」(口紅水仙)
「思い出」(糸水仙)
「優しい追憶 」(笛吹水仙)
「田園の幸福 」(八重咲水仙)
先日、お客様から素敵な和菓子の差し入れを頂きまして、その中にスイセンをモチーフにしたものもありました。
その他にも色々ありましたが、名前が分からず。。。すみません。↓桜でしょうか?
↓こちらはおそらく梅です。桃色と若草色はとても春を感じる色の組み合わせで心が落ち着きます。
ヒダスキの銘々皿に乗せると和菓子の萌黄色がよく映えますね☆
さてさて、春になって沢山の花が咲き出し、店内も色鮮やかになって参りました。
花見ついでに備前までお出かけ下さいね☆
最後に一句。
「其のにほひ 桃より白し 水仙花」
松尾芭蕉
それではまた次回〜♪