大変ご無沙汰しております、小西陶古です。
それでは早速!おひさしぶりぶりざえもんな今日の花のコーナーに参りましょう。
今日の花は、漢字で書かれると絶対に読めない「キブシ(木五倍子)」です。
漢字が一つ余分な気がするのは私だけでしょうか。

キブシ(木五倍子)

学名:Stachyurus praecox
科属:キブシ科キブシ属、落葉低木
別名:キフジ(木藤)
花期:3〜5月
花色:薄桃、淡黄色(雄花)、淡黄緑色(雌花)
産地:日本固有種で、北海道(西南部)、本州、四国、九州、小笠原に分布し、山地の明るい場所に生える
誕生花:4月6日
花言葉:待ち合わせ、出会い
早春を告げる代表的な樹木の花で、薄桃色や薄黄色の釣鐘型の小花を葡萄のように 枝から垂れ下げて咲かせます。
雌雄異株で雄株は、雌株よりたくさんの花を咲かせますが、実は結びません。
雌株は花後に実が成り、その実から黒い染色が採れます。 この染料はフシ(五倍子)の代用として使われ、昔の既婚女性の御歯黒に使われました。 キブシという名はここから付けられています。
ちなみに、フシ(五倍子)とは虫瘤でヌルデという木に昆虫が寄生して出来るコブのことで、 その中に含まれる成分のタンニンが黒色の染料として使われます。

