お久しぶりです☆
今回は、つい昨日までフランスで行われておりました作家 小西陶藏と佐藤苔助「二人展」の模様をお伝えしたいと思います。
「こんなことでも無い限り、おフランスなんて洒落た所に行けまい!」
と、ここぞとばかりに田舎もんが遥々行って参りましたよ!


会場は、銀座に本店を構える吉井画廊のパリ支店です。パリ中心部の凱旋門から程近いマティニヨン通りという所にあり、ここは数々のギャラリーが立ち並ぶ高級ギャラリー街で、アートや美術品を見るならここ、といった感じです。

パリのウインドーに作品を並べて頂けるなんて、本当に光栄なこと。意識の高い方々に見て頂けるだけでも価値があります。


↓ 店内の様子。それぞれの作家が書いた書も展示してありました。

また、現地の雑誌にも紹介記事が載っています。フランス語の堪能な方は、機会がございましたら是非ご覧になってみてください。

日本じゃ考えられないくらい建物や街全体に統一感があり、世界中の人々が憧れるのも分かる気がします。
皆さん、いちいちお洒落ですしね〜、街を歩けば美女に当たりますよ。ひゃっほう!
はてさて、美意識の高いフランスの方々には備前焼はどのように映ったのでしょう。
食器に関して言えば、備前焼のような土器とは対照的な、表面が滑らかで絵付けも細部まで丁寧に作り込んだきらびやかな磁器が主流である一方で、素材本来のナチュラルな風合いや味わいを愛でる文化もあり、フランスには非常に興味深い価値観が存在します。
開幕初日には約300人の方に来場していただき、その中には、
「なぜ今でも釉薬を使わないんだ?」
といった難しい質問も飛び出していたようですが、大変興味を持って頂けたようで、少なからず収穫はあったようです。備前焼を海外に広める足掛かりになればと切に願います!
作品はすぐには日本に戻らず、引き続き周辺諸国での展示の可能性も出てきましたので、また何か進展がございましたら報告させていただきますね♪
余談ですが、ずっとフランス語を耳にしていると日本語をフランス語風にしゃべりたくなる衝動に駆られることが判明しました。
一番良いのは「あざぶじゅば〜ん(麻布十番)」でしょうね。
是非お試しを。
それでは、ボンソワール☆☆☆