お久しゅうございます。
気づけば一ヶ月半も投稿がおろそかになっておりました。
嫌ですね〜、気を抜くとすぐこれですよ。
あ、言い訳にはなりますが、Facebookページは頻繁に更新しておりますので!!
アカウントをお持ちの方は、そちらも併せてチェックして頂けると幸いです!
さて、台風が珍しく脇にそれず岡山直撃でございました。
皆さんのお住まい周辺は無事でしょうか?
備前市も避難勧告が出ていてどうなることかとヒヤヒヤもんでしたが、当店は幸い大した被害も無く過ごすことが出来ました。
そんな台風上陸の日でも普段通り営業してしまうのが小西陶古であります(笑)
近くの高速道路は当然通行止めになり、やむなく下道を通った際にお立ち寄り頂いたお客様もちらほら。
こんな日に開けているのはウチぐらいで、「まぁ、折角だし買ってくか」的な恩恵を受け、普段より売り上げが良いという不思議な一日でございました。
「今日の花」ですが、ここのところ沢山の種類が咲いている「仙翁/センノウ」のシリーズをご紹介しようと思います。
センノウの歴史は古く、室町時代、中国より伝えられたと伝えられています。
姿形がよく似通っているので見分けるのが難しいんですよね。
皆さんはいくつ知っていますか?
「仙翁花/センノウゲ」
名前の由来は、嵯峨の仙翁寺で育てられていたということから。
この燃えるように鮮やかな朱色に近い赤、カーマイン・レッドが特徴。
室町時代には七夕のころに、贈答品として切り花が盛んにやり取りされ、観賞されていたそうです。
近年まで流通しておらず、幻の花とも言われていました。
日本で栽培されているものは種子が出来ないため、挿し木か株分けで繁殖します。


「小倉仙翁/オグラセンノウ」
ミニ花瓶にピッタリの小さな可愛らしい花です。
ナデシコによく似た花姿のこの花は、絶滅危惧種に指定されています。
主に九州地方、中国地方の山間部に自生しており、岡山県内の自生地である鯉ヶ窪湿原は国の天然記念物に指定されています。
花言葉は、「恋のときめき」!
胸キュンですね!(笑)
一緒に入れているのは、イヨミズキの葉。なにかと良い仕事をしてくれる葉っぱでオススメです。
ちなみに、↓下の写真では右が小倉仙翁ですが、左はセンノウではなく「ナデシコ」です。

大きさと形が本当によく似てますね〜


「節黒仙翁/フシグロセンノウ」
オレンジ色で花弁の縁が丸いのが特徴の日本固有種。
和名の由来は、茎の節が黒褐色になることによります。
こちらも多くの県で絶滅が危惧されている品種でもあります。

↑ 左「節黒仙翁」、右「燕尾仙翁」

「燕尾仙翁/エンビセンノウ」
小さいながらも燃えるように赤い色と火花を散らすような形状が印象的な花です。
名前の由来は、花びらが燕の姿に似ていることによります。


「岩菲仙翁/ガンピセンノウ」
中国原産の夏の茶花です。
センノウの仲間ではガンピが一番茶花として利用されるようです。


さてここで小テスト!
↑上の写真、下方にある3つの花はそれぞれ何仙翁でしょうか?
*
*
*
*
*
正解は、左から「小倉仙翁」「岩菲仙翁」「節黒仙翁」でした♪


「松本仙翁/マツモトセンノウ」
こちらは綺麗な絞り咲き!



↑今イチオシの「透かし花器」。夏を涼しげに演出してくれます。
ネットでも購入出来ます☆
http://shop.toukogama.com/?pid=91059421

他にも朱色、桃色、白、八重咲きもあります。


いかがでしたか?
実は仙翁はこれが全部ではないので、その他の種類はまた後日紹介することとします!
熱中症にはお気をつけて!
アディオス!