一般的にアヤメというと、背丈は40~60cmの花です。
↓こちらは「寒アヤメ」。本当にうっとりするほど美しい容姿です。
しかしながら、今日ご紹介する花は、アヤメはアヤメでも「コアヤメ」。
「コアヤメ」と言っても「満州コアヤメ」やら「白花コアヤメ」やら色々と種類があるようで、花の大きさや葉の形も様々です。また、別名や俗称がコアヤメで出回っていても、正式名称が全く違うものもありますのでご注意下さい。
今回ご紹介する品種を調べた結果、花屋では「南京コアヤメ」という名で売られている物のようですので、ここでは「南京」を付けて表記しておきます。
「南京コアヤメ」は、その名の通り、うーんと“小さい” アヤメなんです。
背丈は約10cmといったところでしょうか。
手のひらで隠れてしまうほどのサイズです!
可愛いですね〜☆
産地:東ヨーロッパから小アジア原産
花期:3月後半〜4月
乾燥にも強く常緑で多年草、丈夫で湿地でなくても育つらしいです。
低い分、この様な高杯で生けると丁度いいバランスになります。
余談ですが、とにかく、花の名前はややこしすぎる!!!こと、アヤメに関しては。
あと、椿もそうですね。個人的に、椿は覚えないことにしています(笑)
本来なら学名で流通するのが、判別するにも一番確かなのですが。日本は、どうしても別名や俗称が増えて行ってしまいます。薬局で売っている薬もそうです…
ちなみに、「コアヤメ」で流通しているものの一つに学名で言うところの「Iris sibirica」があります。(「シベリア アイリス」や「シベリア アヤメ」でも知られているもの)
こちらは、背丈もだいぶ大きいですからね、どこからコアヤメという名がついたのか不思議ではありますが。
それではまた。