今日の花は、『吉備一人静/キビヒトリシズカ』です。
ヒトリシズカとは、その可憐な姿を静御前(源義経が愛した側室)にたとえて名付けられた花ですが、
今回ご紹介するものは、名前にある通り岡山県の吉備(きび)という地方を発見地とする花になります。
そうです、一粒食べれば100人力、これ欲しさに誰もが仲間になるというハイパーエナジーフード、(これだけ聞けばヤバい薬ですが)、あの〝きびだんご〟の吉備なのですね。
まぁそれはさておき、です。
環境省のレッドリスト(2007)絶滅危惧II類(VU)、岡山県レッドデータブック(2009)絶滅危惧I類に登録されている、自生しているのは珍しい花だったりします。
「花」といっても、3本の雄しべの根元に雌しべが付いているだけで、花びらが存在しません。
どうりで見た目が花らしくないわけですね。
このような種類を「裸花」と言います。
一人静は香りが良く、お茶にしたり、食用にされることもあるようですが、吉備一人静はさらに強いレモンのような香り!
男の新生活にぴったりですね。