お世話になっております。小西陶古です。
さて今日は炭入れの様子をUPさせて頂きます
本焚きより8日目から12日目まで半日毎に行う重要な作業です。
これによって棧切り模様を出すことが出来ます。
窯床に置いてある作品が炭に埋もれ、直接炎があたらないことと、
空気の流れが悪いことが相まって還元焼成(いぶし焼きの状態)になったために生じる窯変で、
ネズミ色・暗灰色・青色等に発色します。
ちなみに「桟切り(サンギリ)」とは下のような色合い、模様のことを言います。
燃料が割り木ではない電気窯では、この現象は起こりません。
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窯の左右同時に、素早く木炭を被せます。
↓窯の中はこんな感じ
ちなみに、
初代陶古は桟切り焼きの考案者として知られています。
「桟切りの陶古」とも言われる小西陶古の商品を是非、ご愛顧下さいますようお願い申し上げます。
炭入れ開始
【火入れが始まりました!】
窯焚きが始まったぜ、らっしゃい!!
ということで本日はその模様をupさせて頂きます。
↑これは窯を清め、窯の神様にお供えをして、無事に焼成できるよう祈願する「火入れ式」を行っているところです。
窯のそばにはお酒とご飯をお供えし、二礼二拍手一礼。
安全祈願もそうですが、火の神様に力をお借りするという意味合いもあるかと思います。
窯に入ってしまえば、いくら熟練した職人でも、後は自然に任せるしかありません。
備前焼の色合いや模様は、まさに土と炎の出会いで完成されるものですから。
それにしても炎って美しい
どんな炎の記憶をまとって出てくるのか、楽しみです
窯詰め開始です
お世話になっております、備前焼窯元 小西陶古です。
なんだか今日はひどく安定しない天気でしたね
というか今現在も空がうなり声を上げてますが。ほんと、空が割れそうで、うちの番犬が恐れおののいております
豪雨に雷、後に快晴。
この極端な変化を何回も繰り返していて、まるで私の性格のようですね、と。
そんなことはどうでもいい。
ようやく備前焼まつりに向けて、窯詰めが開始されましたよ!!
この辺りは、ちょっと見ただけでも、窯、窯、窯。
すなわち、煙突、煙突、煙突、、、というわけです。
住宅街でも普通に見かけます。
結構いろんな所から煙が上がっていて、どこも備前焼まつりの準備をされてるようですね。
もの静かに火入れの時を待つ焼き物たち。
私の作品も入れて頂きました。
楽しみ楽しみ~
アディオス